news

2018/04/06 13:48

2017.12.1

師走に入り、今年もあとわずか。
この時期に待ち遠しくなるのがクリスマスではないでしょうか。
mizuiroにもたくさんのトムテがやって来ています。
スウェーデンのサンタクロースです。
サンタクロースはスウェーデン語ではユールトムテ(Jultomte)と言います。 スウェーデンの伝統的なサンタクロースは赤ではなく、地味なグレーの服を着ています。北欧の妖精と考えられているんです。そのトムテやスウェーデンのクリスマスについてのお話しです。

トムテは小さくて、スウェーデンの農場や人々の家の近くで暮らしています。人々が彼らに親切にすれば、彼らも人々を事故や災害から守ってくれます。 しかし彼らを無視したり、大事にしなかったら、いたずらをし返されてしまいます。クリスマスの前夜には彼らのために家の外に温かい食べ物を置いて、翌日食べ物がなくなっていたら、トムテがやってきて食べたということなのです。そうしたクリスマスの次の年はいい年になると言われているんです。


スウェーデンの家々に飾られるユールトムテはすべて手作りで、ひとつひとつ心をこめて作られています。顔も手描きなので、表情が微妙に違っています。 グレー服を着たトムテには派手さはありません。普段私たちが良く目にする大柄で朗らかな真っ赤な服を着たサンタクロースとはだいぶ違った印象です。恥ずかしいのか、帽子を深くかぶって、ちょっとはにかんだ表情の顔をして愛嬌があります。静かにみんなを見守り、災害や事故から守ってくれるサンタクロース(ユールトムテ)がそばにいると思うとなんだか安心します。今年はこんな可愛らしいトムテとクリスマスを一緒に過ごしてみては.....何かいいことが起こるかも。