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2018/04/06 13:45

2017.11.14

ボジョレー地区はブルゴーニュの南部にあります。ワイン好きの方には言わずと知れた有名な赤ワインの産地です。毎年、世界中で愉しみにされているボジョレー・ヌーヴォーはフランスで一番早く新酒が出来上がるこの地区で有名な軽やかでフルーティーなワインです。

もとはこの地区の収穫を祝うための新酒でした。それが収穫後2か月ほどで飲めるワインということで、徐々に世界中に広まり、人気となりました。解禁日は毎年11月の第3木曜日。今年は11月16日(木)です。日付変更線に近い日本は世界で最も早く飲むことが出来るのですね。

渋味が少なく、フルーティーなブドウ品種、ガメイからボジョレー・ヌーヴォーならではの製法で作られます。収穫したブドウをつぶさずに丸ごと密閉タンクに入れ、タンクの中を炭酸ガスで満たします。この状態で数日置くときれいなルビー色とフレッシュな果実味が余すことなく引き出され、ボジョレー・ヌーヴォーが出来上がるのです。

華やかな香りとフルーティーな味わいがボジョレー・ヌーヴォーらしさ。フランス人はそれを飲んで深まりゆく秋を満喫するのですね。

またボジョレー・ヌーヴォーはその年のぶどうの出来栄えを占うものなので、今年のヌーヴォーがおいしければその年のブルゴーニュワインは期待できるのだそうです。さて、今年の出来栄えはどうでしょうか。楽しみです。