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2018/03/18 14:30


スウェーデン南部スモーランドのKostaという町にあるKosta Bodaの工場です。Kostaは今年で創業275年を迎えます。
Kosta BodaとOrreforsの製品はここで作られています。


6名ほどがチームになってグラスやアートピースを製作しています。ちょうどこの時はOrreforsのベストセラー「Intermezzo」が製作されていました。


吹き竿の先についた水飴状に溶けたガラスをグラファイトの型の中に入れ、息を吹き込みボウルの部分を成形します。


引き伸ばされたステムに、プレートとなるガラスを付け転がす様に回転させながら成形していきます。


こちらではKosta Bodaの「LINE」シリーズのグラスを製作しています。
「LINE」シリーズは、ボウル表面の糸状の“LINE”が特徴ですが、これはボウルを膨らませる前にガラスの糸をまとわせることによってできています。


ここでグラスはゆっくりと時間を掛けて冷やされます。その後、グラスの口は磨かれ完成です。
もちろん製品として出荷されるのは検査に合格し、サンドブラストでメーカーロゴが入れられたものだけです。

ちなみにこのKosta Bodaガラス工場への行き方ですが、私達はストックホルムから飛行機、電車、バスを乗り継いで行きました。まず飛行機でKalmar(またはVäxjö)へ飛び、そこから電車でLesseboという町まで移動、さらにバスを乗り継いでKostaのKosta Glasbrukというバス停を降りると目の前がKosta Bodaの工場です。

ここにはKosta Boda Art Hotelやアウトレット、ギャラリーなどが併設されています。Art HotelにはKosta Bodaのデザイナーによって装飾された部屋や、スウェーデンの人気シェフのレストランがありとっても素敵です。また、アウトレットには普段使いに何ら問題のないお得な製品が沢山あります。
田舎なので公共交通機関の便数が少なく、乗り継いで行くのはなかなかスリルがありますが、興味のある方はチャレンジしてみては。